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理佳の魂

  • Author:理佳の魂
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    豪州・香港滞在後、中国・シンガポールで会社設立に携わる。
    TV・雑誌・新聞などで活躍する傍ら大学で講義も持つ。



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電力自由化
<電力自由化で、本当に電気料金が安くなるのか?>              
電力の小売会社の選択方法などについて取材されましたので、一部をお送りします。参考になれば幸いです。          ( 問合せ先:柏木理佳 iwrikaa@d3.dion.ne.jp )

1<変更しても安くならないケース>
2<セット割引には違約金が発生する会社も>
3<電力小売会社を選択できない人もいる>
結論:電気小売会社を変更しても高くなる人も。よく考えて賢く選択しよう。

4月から自由に電力会社を選択し購入することができるようになる。新しく石油会社、通信会社、商社、製紙会社、電機メーカー、ガス会社、旅行会社など150社近くが参入している。
確かに賢く電力小売会社を選択すると、今までよりも3%~7%(平均5%)安くなるが、間違った電力小売会社に乗り換えると、逆に30%以上高くなることもあるから注意が必要だ。
イギリスでは、電力が自由化されてから6年ほどは4割ほど安くなったが、その後、燃料費の高騰などにより徐々に電気料金が値上がりした。日本でも同様のケースに陥ることも懸念される。
 
1<変更しても安くならないケース>
・夜に電気をよく使い、日中はほとんど電気を使わない
・30Aなど最低アンペアを利用
・毎月の電気料金が4000円以下
・オール電化を利用
以上のようなケースは、現状でもすでに割安で設定されているため、新しい電力会社に変更しないほうが割安であることが多い。現状より5%割引することなどを約束している電力小売会社を選ぶ方法もあるが、5%割引はいつまで続くのか契約の時に確認するべきである。予告なき変更になる可能性もある。

2<セット割引には違約金が発生する会社も>
携帯電話会社等が提供している電話料金と電気料金セット払いの場合(auは1年、ソフトバンクは2年の契約)、途中で解約や変更すると、契約解除の違約金(3千円から5千円ほど)がかかる。電力会社を変更しても年間平均5%しか安くならないため、違約金を払うと、逆にマイナスになることもある。(例:1ヶ月7000円で年間8万4000円利用者が、5%(4200円)が年間で安くなるが、違約金の5000円を払うとマイナスになる)。引越の予定、携帯電話を代える予定がある人は注意が必要。引越先が、現在の携帯・固定電話会社に対応していないマンションである可能性もある。
ガス会社が提供しているガス料金と電気料金のセット割引もあるが、来年2017年は「ガス料金の小売自由化」も検討されているため、価格内容も変更される可能性がある。
電気代と車のガソリン代とのセット割引では、ENEOSのガソリン代最大7円引/1L、昭和シェル石油のガソリン代10円引/1Lなどがある。
電気代とポイントカードとのセット割引では、Tポイントカード、楽天カード、リクルート、PONTAなどがそれぞれ電気小売会社と提携し、ポイントを還元する。電気料金そのものはそんなに安くならなくても、ポイントを貯めたい人には、還元率を比較して選択する方法もある。
旅行会社(HIS)は、「昨年の電気代より必ず5%安くする」ことを約束している。現状のアンペア数や電気料金から計算シュミレーションし、新しく電気小売会社を選択するのが面倒な人には便利である。
3月末までに申し込むとキャンペーン期間になり、お得になる電力小売会社もある。しかし、小さい文字で「割引率は予告なく変更になることがある」と書いてある場合も。よく契約書を確認しながら比較検討する必要がある。

3<電力小売会社を選択できない人もいる>
住んでいるマンションが、高圧一括受電契約(マンション一棟全体をまとめて電力会社と契約している)の場合は、自分で電力小売会社を選ぶことは不可である。
しかし、高圧一括受電契約のマンションの管理組合が、電気小売会社を変更し安くなった場合は、管理費(電気代が含まれている場合)が安くなることもある。
また、アパート、マンションで戸別に契約可能の場合は、新しいスマートメーターに変更しなければならない。現状は、アナログ方式でわざわざ使用量を人がチェックしなければならなかったが、新しいスマートメーターは通信機能により自動的に使用量が確認できるため、2年以内に全スマートメーターが新しいものに代わると思われる。

 電力小売会社を変更すれば全員が安くなるわけではない。自分のライフスタイルとともに電力の使い方を見直して、検討するとよい。
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